大寒 冬の最後を締めくくります

二十四節気の、冬の最後を締めくくる約半月間の1月20日~2月3日ごろが「大寒」です。

1月5日あたりの小寒「寒の入り」から約一ヶ月の2月3日頃までは、一年のなかで最も寒い時期となり、春に向けて大きな力を蓄えておくための大切な期間でもあります。

ちなみに、大寒の前は「小寒」で1月5日~19日ごろで、大寒と小寒を合わせて、「寒の内」と呼び、一年でもっとも寒い時期です。小寒に入ることを「寒の入り」と呼び、大寒の終わりを「寒の明け」と呼ばれます。

大寒が終わると、二十四節気の最初、新しい季節の始まり「立春」を迎えます。この頃になると厳しい寒さもピークを過ぎ、春への準備が整います。

二十四節気においては、立春が1年の始まりですから「お正月」。大寒の最後の日はいわば大みそかとなります。京都のあちこちで行われる節分祭などの行事は、新年を迎えるための行事なのです。


二十四節気

二十四節気は1年を春夏秋冬の4つに分け、さらに各季節を6つに分けた暦です。4×6=24で二十四節気なのです。

節気一つが、役15日間の期間となり冬は、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒の6つの節気となります。


節分の恵方巻き 大寒最後の縁起物

大寒の最終日「節分」の食べ物として有名ですが、その起源については諸説あります。恵方巻きがクローズアップされますが、昔は、年神様が恵方からやってくると考えられており、初詣には毎年、恵方の方角の神社に出かけていたといわれます。


冬が終わり、春を迎えるまでもう少しです。



きせつ正月事業化プロジェクト|新しい季節がはじまる「四立」の立春、立夏、立秋、立冬を季節毎のお正月として祝い・遊び・楽しむ行事

[きせつ正月]で行事を行う四立(しりゅう)とは、 古代中国で考案された暦「二十四節気(にじゅうしせっき)」の 「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の「立」のことで「立」は新しい季節の始まりを意味しています。私たちの先人は、「自然」を畏敬の念と感謝の気持ちで享受し、「自然の恩恵」と共に暮らしてきました。環境に合わせた「暮しの工夫」は各 地の風習、言い伝えとして「料理」「住い」「器」「衣装」「祭り」「芸能」などに伝承され、「郷土文化」として醸成されてきました。しかし、暮らしの一様化や快適・利便性の追求、都市部への人口集中、そして少子高齢化などから、日本各地の文化や風習、風景などが、消えつつある現実があります。「郷土文化」は、暮らしの根幹を教えてくれる「教本」でもあり、決して失ってはならないものです。そこで、郷土文化を受継ぎ・見直し・伝承するため、「心と暮らしの豊かさの再見」をテーマにスタートしたのが「きせつ正月」プロジェクトです。日本文化のメッカと言われる京都に拠点を置き、伝承すべき文化の「再見」「体現」「継承」を行っています。文化体験をすることで、伝統産業に関わる職人を動かし、その技、精神を伝え、守ることとなり、文化の継承へ繫がると私たちは考えます。これからもより多くの方々が京都の文化に触れる機会を[きせつ正月]事業で創出し、文化の継承に貢献できるよう行動して参ります。[きせつ正月]には、一般的なお正月同様に、「きせつ詣で」として神社仏閣へ参拝しましょう。 また、新しく迎える季節のお祝いには縁起物として【福】のたくさん詰まった「節福酒」「節福茶」を飲み、 「節福料理」「節福菓子」で季節の【福】を堪能して下さい。節福(せちふく)の、「節(せち)」は季節を表し、「福(ふく)」は自然の豊かな恵みが運ぶ幸せを表します。 心と身体に取入れ季節の始まりを祝うおもてなしです。京都市内を中心に行われる四立の行事を通じて、 季節・自然への感謝と、日本文化の暮らしの叡智「季節・暦文化」を再見しましょう。※四神=玄武(北)、蒼龍(東)、朱雀(南)、白虎(西)※四立の日は年により変わる場合があります。[きせつ正月]は、年間を通じて行事が行われますが 主に季節と方角によって分けられた地区ごとに、立の日を「節福大大吉」として、 それ以外を約1ヶ月間「節福大吉」として、季節の福が詰まった、縁起の良い大

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京の雑学ー豆知識と暮らしの知恵としきたり

京の雑学では、一年の中にちりばめられた、私たちが幸せに暮らすための知恵「吉例」や、暮らしのバイブルである「二十四節気」など、日々を楽しく豊かにしてくれる雑学、豆知識を紹介しています。「吉例」は縁起の良いしきたりのこと。自然の恵みである太陽、月や神様、仏様、御先祖様に感謝を伝える為に古くから受け継がれてきたことです。しきたりの心を知り行えば日々楽しく、豊かに暮らせるのではないでしょうか。