古都京都の文化財ー世界文化遺産17カ所の御朱印

京都の世界文化遺産は、16社寺と1城の計17カ所あります。古都京都の世界文化遺産への登録は、1994年(平成6年)に「古都京都の文化財」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。

そんな古都京都にある17カ所の世界文化遺産の御朱印をご紹介します。


「御朱印」は神社やお寺に参拝した証

そもそも「御朱印」とは神社やお寺に参拝した証として授かる「神仏とのご縁の記録」なのです。御朱印は主に印章と、神社・お寺の名や神様・仏様のお名前などの墨書きで構成され、社寺によって表情が違い、それぞれ個性あるものです。

御朱印の由来には諸説ありますが、もともと「納経印」と呼ばれ参拝者がお寺で納経をした際の証として授与していたものが起源とされます。時は流れ、神社、お寺にもよりますが、お経を納めなくても小額のお布施、初穂料で御朱印をいただけるようになりました。御朱印は神様のいる社名や仏様の名前などが書かれたありがたいもの。

左から

1 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ):下鴨神社(しもがもじんじゃ)

2 二条城(にじょうじょう)

3 本願寺(ほんがんじ):西本願寺(にしほんがんじ)

4 賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ):上賀茂神社 (かみがもじんじゃ)

5 仁和寺(にんなじ)

6 鹿苑寺(ろくおんじ):金閣寺(きんかくじ)

7 龍安寺(りょうあんじ)

8 清水寺(きよみずでら)

9 慈照寺(じしょうじ):銀閣寺(ぎんかくじ)

10 延暦寺(えんりゃくじ)


11 西芳寺(さいほうじ):苔寺(こけでら)

12 天龍寺(てんりゅうじ)

13 高山寺(こうざんじ)

14 教王護国寺(きょうおうごこくじ):東寺(とうじ)


15 醍醐寺(だいごじ)

16 平等院(びょうどういん)

17 宇治上神社(うじがみじんじゃ)


数年前からブームとなり、朱印帳に御朱印を書いてもらい、集めることが目的になっているのではと心配になります。謙虚な気持ちで参拝をしてからいただくようにしたいものです。


きせつ正月事業化プロジェクト|新しい季節がはじまる「四立」の立春、立夏、立秋、立冬を季節毎のお正月として祝い・遊び・楽しむ行事

[きせつ正月]で行事を行う四立(しりゅう)とは、 古代中国で考案された暦「二十四節気(にじゅうしせっき)」の 「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の「立」のことで「立」は新しい季節の始まりを意味しています。私たちの先人は、「自然」を畏敬の念と感謝の気持ちで享受し、「自然の恩恵」と共に暮らしてきました。環境に合わせた「暮しの工夫」は各 地の風習、言い伝えとして「料理」「住い」「器」「衣装」「祭り」「芸能」などに伝承され、「郷土文化」として醸成されてきました。しかし、暮らしの一様化や快適・利便性の追求、都市部への人口集中、そして少子高齢化などから、日本各地の文化や風習、風景などが、消えつつある現実があります。「郷土文化」は、暮らしの根幹を教えてくれる「教本」でもあり、決して失ってはならないものです。そこで、郷土文化を受継ぎ・見直し・伝承するため、「心と暮らしの豊かさの再見」をテーマにスタートしたのが「きせつ正月」プロジェクトです。日本文化のメッカと言われる京都に拠点を置き、伝承すべき文化の「再見」「体現」「継承」を行っています。文化体験をすることで、伝統産業に関わる職人を動かし、その技、精神を伝え、守ることとなり、文化の継承へ繫がると私たちは考えます。これからもより多くの方々が京都の文化に触れる機会を[きせつ正月]事業で創出し、文化の継承に貢献できるよう行動して参ります。[きせつ正月]には、一般的なお正月同様に、「きせつ詣で」として神社仏閣へ参拝しましょう。 また、新しく迎える季節のお祝いには縁起物として【福】のたくさん詰まった「節福酒」「節福茶」を飲み、 「節福料理」「節福菓子」で季節の【福】を堪能して下さい。節福(せちふく)の、「節(せち)」は季節を表し、「福(ふく)」は自然の豊かな恵みが運ぶ幸せを表します。 心と身体に取入れ季節の始まりを祝うおもてなしです。京都市内を中心に行われる四立の行事を通じて、 季節・自然への感謝と、日本文化の暮らしの叡智「季節・暦文化」を再見しましょう。※四神=玄武(北)、蒼龍(東)、朱雀(南)、白虎(西)※四立の日は年により変わる場合があります。[きせつ正月]は、年間を通じて行事が行われますが 主に季節と方角によって分けられた地区ごとに、立の日を「節福大大吉」として、 それ以外を約1ヶ月間「節福大吉」として、季節の福が詰まった、縁起の良い大

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