立春の京都

立春 節分を終えて、新しい季節が始まりました。京都市内各所の様子をお届けします。

京都岡崎京都美術館と平安神宮大鳥居

京都市左京区岡崎の岡崎公園にある美術館で1933年(昭和8年)に開館しました。京セラが命名権を取得し、2020年(令和2年)3月21日リニューアルオープン。京都市京セラ美術館の呼称を用いています。

京都岡崎京都近代美術館と平安神宮大鳥居

京都市左京区岡崎の岡崎公園内にあり、独立行政法人国立美術館が運営する美術館です。

1963年(昭和38年) 国立近代美術館京都分館として開館し、1967年(昭和42年)に 東京国立近代美術館より独立し、現在の京都国立近代美術館となります。

因みに現在の建物(新館)はプリツカー賞建築家 槇文彦による設計。1986年(昭和61年)に竣工され、平安神宮に配慮し、すぐ横に立つ大鳥居より低く設計されています。

京都将軍塚から京都市内を望む

1959年に完成した東山ドライブウェイに位置し、京都の東側から望むパノラマは雄大。将軍・坂上田村麻呂の弓を引いている像に甲冑を着せ、塚に埋め込んだことが「将軍塚」名前の由来です。駐車場を挟んで西側山科方面の景色も望めます。

京都将軍塚から山科方面を望む

京都祇園 円山公園

京都府京都市東山区にある京都市内で最も古い公園で、明治19(1886)年に開園しました。園内中央には,通称「祗園しだれ桜」「祇園の夜桜」と呼ばれる桜の名所で、桜の咲く時期には多くの人が集まり、古くから京都市内随一の行楽地として発展してきました。

国の名勝指定され、八坂神社、知恩院に隣接。

京都祇園新橋 切り通しでドラマか映画の撮影

京都市東山区にある南北の通りで北は古門前通から、新橋通を通り、南は四条通までの続く短い通りです。東の花見小路通、西の縄手通と共に、祇園の中心となる通りで石畳が敷かれ、京都の風情ある景観を楽しめます。

また、写真のように祇園では多くの映画やドラマの撮影が行われますが、京都は明治三十年(一八九七)に,実業家の稲畑勝太郎(一八六二~一九四九)が日本で初めて映画(シネマトグラフ)の試写実験に成功した場所でもあるのです。

京都 高台寺付近から八坂の塔を望む

高台寺は臨済宗建仁寺派の寺院で豊臣秀吉と北政所ねねの寺です。また、古都京都の文化財「高台寺」は京都のユネスコ世界文化遺産17の内の一つで、1994年(平成6年)に登録されました。

八坂神社と清水寺の中間に位置する「八坂の塔」。正式名はあまり知られていないようですが、法観寺といいます。東山周辺散策中にはいろいろな場所から拝むことができ、その美しく風情ある佇まいを見ると京都にいることを実感します。


きせつ正月事業化プロジェクト|新しい季節がはじまる「四立」の立春、立夏、立秋、立冬を季節毎のお正月として祝い・遊び・楽しむ行事

[きせつ正月]で行事を行う四立(しりゅう)とは、 古代中国で考案された暦「二十四節気(にじゅうしせっき)」の 「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の「立」のことで「立」は新しい季節の始まりを意味しています。私たちの先人は、「自然」を畏敬の念と感謝の気持ちで享受し、「自然の恩恵」と共に暮らしてきました。環境に合わせた「暮しの工夫」は各 地の風習、言い伝えとして「料理」「住い」「器」「衣装」「祭り」「芸能」などに伝承され、「郷土文化」として醸成されてきました。しかし、暮らしの一様化や快適・利便性の追求、都市部への人口集中、そして少子高齢化などから、日本各地の文化や風習、風景などが、消えつつある現実があります。「郷土文化」は、暮らしの根幹を教えてくれる「教本」でもあり、決して失ってはならないものです。そこで、郷土文化を受継ぎ・見直し・伝承するため、「心と暮らしの豊かさの再見」をテーマにスタートしたのが「きせつ正月」プロジェクトです。日本文化のメッカと言われる京都に拠点を置き、伝承すべき文化の「再見」「体現」「継承」を行っています。文化体験をすることで、伝統産業に関わる職人を動かし、その技、精神を伝え、守ることとなり、文化の継承へ繫がると私たちは考えます。これからもより多くの方々が京都の文化に触れる機会を[きせつ正月]事業で創出し、文化の継承に貢献できるよう行動して参ります。[きせつ正月]には、一般的なお正月同様に、「きせつ詣で」として神社仏閣へ参拝しましょう。 また、新しく迎える季節のお祝いには縁起物として【福】のたくさん詰まった「節福酒」「節福茶」を飲み、 「節福料理」「節福菓子」で季節の【福】を堪能して下さい。節福(せちふく)の、「節(せち)」は季節を表し、「福(ふく)」は自然の豊かな恵みが運ぶ幸せを表します。 心と身体に取入れ季節の始まりを祝うおもてなしです。京都市内を中心に行われる四立の行事を通じて、 季節・自然への感謝と、日本文化の暮らしの叡智「季節・暦文化」を再見しましょう。※四神=玄武(北)、蒼龍(東)、朱雀(南)、白虎(西)※四立の日は年により変わる場合があります。[きせつ正月]は、年間を通じて行事が行われますが 主に季節と方角によって分けられた地区ごとに、立の日を「節福大大吉」として、 それ以外を約1ヶ月間「節福大吉」として、季節の福が詰まった、縁起の良い大

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京の雑学ー豆知識と暮らしの知恵としきたり

京の雑学では、一年の中にちりばめられた、私たちが幸せに暮らすための知恵「吉例」や、暮らしのバイブルである「二十四節気」など、日々を楽しく豊かにしてくれる雑学、豆知識を紹介しています。「吉例」は縁起の良いしきたりのこと。自然の恵みである太陽、月や神様、仏様、御先祖様に感謝を伝える為に古くから受け継がれてきたことです。しきたりの心を知り行えば日々楽しく、豊かに暮らせるのではないでしょうか。