大豆のチカラ 健康な食品へ七変化! 搾られても粉々にされても栄養満点!【加工食品・栄養編】

世界からもその栄養効果が注目されるヘルシー食品の代表格[大豆]。

大豆は日本の、特に京都の食生活には欠かせない存在ですね。豆科の植物だけど、肉に匹敵する豊富なたんぱく質、さまざまな栄養素を多く含む大豆は、長い歴史の中でさまざまな加工食品を生みだし、京都の食文化と健康を育んできました。

大豆は、一晩たっぷりの水に浸して戻し、煮物として食べられますが、この大豆、皆さんがおなじみの食品に七変化していることをご存じですか。


豆腐を代表とする大豆ファミリー

大豆の加工食品。それは、豆腐を代表とするそのファミリー。 焼き豆腐、油揚げ、厚揚げ、がんもどき、高野豆腐。また、京都でおなじみのゆばは、くみあげやひき上げとして、乾燥ゆばもよく利用されますね。

さらに、健康でヘルシーイメージのある豆乳、おからや、大豆を発酵させた納豆に、保存食として京料理をはじめ日本の食文化には欠かせない味噌、醤油。ここ数年世界でも注目されています。

最近ではスイーツにも引っ張りだこのきな粉も大豆から生まれます。ビールのつまみの枝豆も大豆です!

図ではその関係をわかりやすく説明しています。参考になさって下さい。

世界からもその栄養効果が注目されるヘルシー食品の代表格[大豆]ですがその栄養についてもう少し詳しく見てみましょう。

日本人は古くから、米、魚とともに、大豆をうまく食生活に取り入れてきたことで、世界の最長寿国のひとつに数えられるまでになりました。

大豆は、脂質、炭水化物、食物繊維、ビタミンE、ビタミンB1、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、葉酸など様々な栄養素が非常にバランス良く含まれた食品です。また、大豆はコレステロールを全く含まず、その約30%は必須アミノ酸がバランスよく含まれた、たんぱく質でできており、人間の生命維持に不可欠なとても重要な栄養素でもあるのです。

大豆のたんぱく質の消化吸収率は、納豆で約90%、豆腐では約95%というデータもあり、とても効率のよい食品といえます。世界からその美味しさだけではなく、健康面からも注目されるのも納得できます。

その他の栄養素としても、ビフィズス菌の増殖作用のあるオリゴ糖。抗酸化作用、コレステロールなど血中脂質を低下させる大豆サポニンや大豆レシチン。最近よく耳にする骨粗しょう症予防や更年期障害を改善するといわれる大豆イソフラボン。このように多くの機能性物質が含まれた、偉大な豆「大豆」。

皆さんもおいしい大豆を食事に積極的に取り入れてみて下さい。

きせつ正月事業化プロジェクト|新しい季節がはじまる「四立」の立春、立夏、立秋、立冬を季節毎のお正月として祝い・遊び・楽しむ行事

[きせつ正月]で行事を行う四立(しりゅう)とは、 古代中国で考案された暦「二十四節気(にじゅうしせっき)」の 「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の「立」のことで「立」は新しい季節の始まりを意味しています。私たちの先人は、「自然」を畏敬の念と感謝の気持ちで享受し、「自然の恩恵」と共に暮らしてきました。環境に合わせた「暮しの工夫」は各 地の風習、言い伝えとして「料理」「住い」「器」「衣装」「祭り」「芸能」などに伝承され、「郷土文化」として醸成されてきました。しかし、暮らしの一様化や快適・利便性の追求、都市部への人口集中、そして少子高齢化などから、日本各地の文化や風習、風景などが、消えつつある現実があります。「郷土文化」は、暮らしの根幹を教えてくれる「教本」でもあり、決して失ってはならないものです。そこで、郷土文化を受継ぎ・見直し・伝承するため、「心と暮らしの豊かさの再見」をテーマにスタートしたのが「きせつ正月」プロジェクトです。日本文化のメッカと言われる京都に拠点を置き、伝承すべき文化の「再見」「体現」「継承」を行っています。文化体験をすることで、伝統産業に関わる職人を動かし、その技、精神を伝え、守ることとなり、文化の継承へ繫がると私たちは考えます。これからもより多くの方々が京都の文化に触れる機会を[きせつ正月]事業で創出し、文化の継承に貢献できるよう行動して参ります。[きせつ正月]には、一般的なお正月同様に、「きせつ詣で」として神社仏閣へ参拝しましょう。 また、新しく迎える季節のお祝いには縁起物として【福】のたくさん詰まった「節福酒」「節福茶」を飲み、 「節福料理」「節福菓子」で季節の【福】を堪能して下さい。節福(せちふく)の、「節(せち)」は季節を表し、「福(ふく)」は自然の豊かな恵みが運ぶ幸せを表します。 心と身体に取入れ季節の始まりを祝うおもてなしです。京都市内を中心に行われる四立の行事を通じて、 季節・自然への感謝と、日本文化の暮らしの叡智「季節・暦文化」を再見しましょう。※四神=玄武(北)、蒼龍(東)、朱雀(南)、白虎(西)※四立の日は年により変わる場合があります。[きせつ正月]は、年間を通じて行事が行われますが 主に季節と方角によって分けられた地区ごとに、立の日を「節福大大吉」として、 それ以外を約1ヶ月間「節福大吉」として、季節の福が詰まった、縁起の良い大

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京の雑学ー豆知識と暮らしの知恵としきたり

京の雑学では、一年の中にちりばめられた、私たちが幸せに暮らすための知恵「吉例」や、暮らしのバイブルである「二十四節気」など、日々を楽しく豊かにしてくれる雑学、豆知識を紹介しています。「吉例」は縁起の良いしきたりのこと。自然の恵みである太陽、月や神様、仏様、御先祖様に感謝を伝える為に古くから受け継がれてきたことです。しきたりの心を知り行えば日々楽しく、豊かに暮らせるのではないでしょうか。