お正月の行事や習わしは、おせち料理に、初詣で、お屠蘇、書き初めなど数多くありますが、子供たちにとっていちばんの楽しみはやはりお年玉。
お年玉としてポチ袋にお金を入れて渡す習慣は比較的現代になってからで、元々はお餅を渡していました。
そのお餅は、年神様にお供えしたもので、霊力があり、それを賜るといった意味合いから、お店の奉公人や、子供達、目下の人に分け与えたもので、それを「お年玉」と呼んでいました。
渡す相手の立場を考えて
お年玉のきまり事は、目上の者が目下の者に渡します。お年玉は由来の通り、目上の者が目下の者に渡すということですから、会社の上司や恩師の方のお子様にお年玉を渡すのは失礼となりますから注意してください。
また、親に対してお年玉を渡すのも礼儀知らずの振る舞いとなります。このように目上の方へお気持ちを包むときには「お年賀」としてお渡しすれば良いのではないでしょうか。
京の雑学ー豆知識と暮らしの知恵としきたり
京の雑学では、一年の中にちりばめられた、私たちが幸せに暮らすための知恵「吉例」や、暮らしのバイブルである「二十四節気」など、日々を楽しく豊かにしてくれる雑学、豆知識を紹介しています。「吉例」は縁起の良いしきたりのこと。自然の恵みである太陽、月や神様、仏様、御先祖様に感謝を伝える為に古くから受け継がれてきたことです。しきたりの心を知り行えば日々楽しく、豊かに暮らせるのではないでしょうか。
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